今、インドネシア映画が熱い!アクション映画通を気取りたければ、これを観ろ!「ザ・レイド」
「ザ・レイド」がパナい。
パナすぎて観終わった後に知らないおじさんに
「凄かったですね!ザ・レイド凄かったですね!」
と興奮気味に話しかけるという愚行 に出てしまい、まるで不審者を見る様な目で
「そうですね(苦笑)」
と言われ、そそくさと立ち去られた傷は今だいえていません(涙)
上映時間の83%がアクションシーンで占めるという徹底した映画で、超絶にテンションが上がりましたよ!
(故に上記のような悲劇が生まれたんですが)
お話は
「麻薬王が支配するマンションに警察の特殊部隊(20人)が突入!そこは犯罪者の巣窟!特殊部隊の隊員は100人もの犯罪者とハードに殺しあうことになった」
という極めて単純なもの。
始まって早々、実は突入作戦を計画した警部が汚職警官で、突入作戦そのものが罠だった!という驚きの展開。
隣のビルにはスナイパーたちが特殊部隊 を狙っており、
「窓に近づいた日にゃあ命はねぇぞ!」
という準備万端状態で、パニックに陥ってしまった特殊部隊は、銃を撃ちまくるわけですよ。
敵も勿論応 戦してくる。特殊部隊の銃の弾が切れた瞬間に放送が流れます。
「★このマンションに突入したゴキブリの弾は切れたようです。住人の方たちは各々好きな武器を持って、ゴキブリ狩りを始めちゃってください★」
この放送を流す“麻薬王”は麺をすすりながら人を拷問できるタイプの人間。
「拳銃より、鈍器で殴り殺したいなぁ、今はそんな気分だなぁ」
と、まる で“昼食何にするか”決めるかのように殺しの方法を考え、実行するナイスガイ★
で、彼が本当に恐いんだけど
「どうやらソイツを捕まえるか、殺すかしないと、この マンションから出れないぞ」
と生き残った特殊部隊の隊員は最上階を目指すわけです。
しかし、特殊部隊も半分以上無残に殺されてしまい銃も無い。
敵に囲まれてしまっている。
絶体絶命かと思われたその時、新人隊員が真の力を発揮するわけですよ!!
インドネシアが誇る最強武術“シラット”!!彼はその使い手なわけですよ。
右手にトンファー、左手にナイフ。彼は襲い掛かる敵をぶっ飛ばしていく。
“シラット”の何がスゴイって、壁は走るわ。トンファーで敵の攻撃を掻い 潜り、カウンターでナイフで致命傷を与えわ。
あのアクション!ヤバイ!皆さん。これが本当の3Dアクションですよ。これテストにでます 。
丁度その頃、特殊部隊の隊長(柔術の使い手)が、敵の中ボス、“マッドドッグ先生”と対峙しているんですよ。
“マッドドッグ先生”は小柄で(顔は 恐いけど)強そうには見えないお方なんですけど、こりゃまたシラットの使い手でありまして、我々の業界では敬意を込めて“先生”なんて呼ばせていただいて いるわけですけど、このお方がヤバイ!
「お互い武器を捨てようじゃないか、やっぱりコレ(拳)だろ」
と手にもった拳銃を投げ捨ててしまう辺りがプレデターさんもビックリの男の中の男。
戦いというものが、至上の喜びというどっかの“気が狂ったスパルタ人(300参照)”みたいな価値観の持ち主。
気が狂っているとしか思えない。
そして、マッドドッグ先生と隊長は凄まじいバトルを繰り広げるんですわ。
この後のラストバトルで、マッドドッグ先生は
「貴様ら一人ずつだと生ぬるいから、一緒にかかって来い」
と言わんばかりに2VS1の状況に自ら追い込む。
相手もシラットの達人だぜ?そこに痺れる(以下略)
2人の中央に立つマッドドッグ先生は最早主役でしたね。
輝いていましたね。
まぁマッドドッグ先生はこのバトルにも、たぶん勝っていたのですが、主役側が刃物を使うという卑怯な手(最早肩入れの方向がオカシイ)に出たの で、やられてしまいました。
しかし、”喉に蛍光灯が刺さった状態”戦い続けた彼の闘志に観てる俺達は涙するわけです。
とまぁ、凄まじいアクションが繰り広げられるってことだけは伝わったと思います。
本当に「痛い」アクションでこれ絶対死人とか出ているよね…
と思ってしまう。それくらい迫力のあるアクション。
結構映画観てると思うけど、これほどのアクションは観たことがない!
アクションも銃撃戦、ナイフ&トンファーアクション、シラットによる拳と拳のぶつかり合いとバリエーションに飛んでいて飽きがこない素晴らしい出来。
本当の意味でお勧めするのでDVDが出たらすぐに観ることをお勧めします!